ウオノメとタコの治療方法
こんにちは。近藤です。
私たちはまずクレドという剃刀でできるだけ削ります。
このクレドという剃刀が大変すぐれものなのです!
(写真は6月24日のブログを見てください)
以前、フットケアや下肢静脈瘤、リンパ浮腫の治療方法の研修にドイツに行ったことがありました。
その時にドイツで出会い、感激し、買ってきたものがこのクレドです。
ゾーリンゲンって聞いたことがありますよね!
刃物で有名なドイツの都市の名前です。
そこのヘンケルスというブランドのクレドを買ってきました。
それまで患者さんにスピール膏を使っていたことが嘘と思えるほどによく削れました!
そのクレドで削ります。
そのあとに目の細かいやすり状のフレーザー(6月24日のブログ参照)で仕上げます。
タコが3か所ありますね
第5趾の付け根のタコ(ウオノメも伴う)
フレーザーで削る
削ったあと
結構削れますね。
さてウオノメはどうでしょうか。
基本的にはウオノメも同様で、削ることが基本です。
しかしウオノメにはタコとは違う点は皮膚の角化が真皮のほうにくさび型に食い込んで芯を作るために、押すと痛むことです。
したがってその芯を削りとるが治療の上では大事です。
(芯をしっかりと削り取らないと痛みが残ります)
いろいろなフレーザー
そのために先の細い写真のようなフレーザーを用いてくり抜くようにして取ります。
このフレーザーがすぐれものです!
高価な機械ですが、患者さんのために思い切って購入しました。
先端から水が噴射されて高速の回転で削っても痛みがありません!
歯医者さんのそれととても似ています。
フレーザーと取り換えながら回転数を調整し削ります。
とてもよく削れますよ。
(フレーザーを用いれば、スピール膏を使わないほうがいいようです)
ウオノメです
先の細いフレーザーでウオノメの芯をえぐるように削りました。
ここまで削ると押しても痛みはなくなりました。
一度の多く削ると痛むことがありますので、はじめは控えめにして何回かに分けて削ります。
しばらくするとまた固くなってくるので、一月程度した頃に再度削ります(頻度はケースによって変わります)
こまめにやると状態は良くなってきます。
そのあとに毎晩、足のスキンケアを忘れずにやり保湿をしっかり保つことも大事です。
by. 院長 近藤光一
2008年07月13日